「棗(なつめ)」と「クコの実」と「黒豆」

突然ですが、女性の皆さま、「生理」しんどくないですか?笑

私はしんどいです。以前よりマシになりましたが、生理前は何かしらの月経前症候群(PMS)があり、生理痛もある。生理2日目までは身体がだるく、頭もぼんやりしてます。この症状どうにかしたい!と思って勉強を始めた「漢方(漢方養生指導士の資格取得)」。まだまだ勉強中の身ではありますが、私が生活に取り入れて良った「棗(なつめ)」と「クコの実」と「黒豆」についてお話ししてみたいと思います。どなたかのお役に立てると幸いです。

女性は「血(けつ)」を補うことが大切です

まずは少し漢方の世界をご説明。

漢方的視点では、人体は「気(き)・血(けつ)・水(津液)(すい、しんえき)」の3つの要素で構成されており、これらが相互に助け合いコントロールし、密接に関係し合いながら全身をめぐることで、生理機能を営んでいる、と考えられています。

生理は「血(けつ)」と密接な関係があるので、「血(けつ)」について少しご紹介です。

「血」とは、全身を流れる赤い液体のことです(西洋医学でいう「血液」とは異なる考え方)。「血」のはたらきは「全身に栄養を供給し、潤すこと」です。そのため、「血」が充足し、きちんと巡っていると、顔色がよく、筋肉が充実し、皮膚や毛髪も潤いとツヤがあり、視力もよく、四肢の活動も機敏になる、と言われています。

逆に「血が不足(血虚:けっきょ)」したり「血の巡りが滞る(瘀血:おけつ)」と、様々な不調が現れると言われています。

例えば、「血が不足(血虚)」の状態になると

  • 顔色が白くツヤがなくなる
  • 月軽量過少・月経遅れ
  • 不安・不眠
  • 爪が割れやすい
  • めまい など

また、「血の巡りが滞る(瘀血)」の状態になると

  • 唇や顔色が暗紫・青紫になる
  • 月経痛や血の塊がある
  • シミやアザができやすい
  • 特定の場所に痛みが出る(下腹部など) など

の症状が現れます。上記の様に「血」の状態が良くないと「生理に関する不調」が出てきやすくなります。

女性は「生理」で「血(けつ)」が毎月体内から出ていってしまうので、「血が不足・滞りやすい状態」になりやすいため、女性は「血」を補い、巡らせる「養生」が大切だと言われています。

「棗(なつめ)」と「くこの実」と「黒豆」

「生理に関する不調」という悩みを解決すべく、自分で「気・血・水」のタイプ別チェックをしたところ「血虚(血が不足している)」と「瘀血(血が滞っている)」の症状が強いことが判明。

【体質自己診断】からだかがみ|漢方セラピー|クラシエ
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: 「棗(なつめ)」と「クコの実」と「黒豆」

※参照「クラシエ>漢方セラピー>からだかがみ」私はテキストから自己診断しましたが、ネットで「気・血・水診断」と検索すると、クラシエさんのような簡単に診断出来るツールが出てきます!

何か手軽に身近な食材で「血虚と瘀血」の体質改善が出来ないかな、と思い勉強を進めていくと、「棗(なつめ)」「クコの実」「黒豆」が手軽に取り入れられて良さそう!と思い、早速生活に取り入れてみる事に。

ちなみに「棗」、「クコの実」、「黒豆」はこんなはたらきがある、と言われています。

棗(なつめ)

見た目はこんな感じでドライフルーツみたいです。

棗は胃腸のはたらきを良くし元気をつける、血を補って精神を安定させてくれるそうです。その他にも、滋養強壮、老化防止、不眠に作用があると言われています。

私は「血虚」の症状があるので「血を補ってくれる」点で取り入れよう!と思いました。

クコの実

よく杏仁豆腐の上にのっている「赤い実」です。

クコの実は、目の疲労を回復させるはたらきがあるそうです。血は目の栄養とエネルギーになるため、パソコンなどで目を酷使して目が疲労すると「血」が不足します。

私は毎日仕事でパソコンを使うので「目を酷使して血が不足しているのかもしれない!」と思い、目の疲労を回復させる「クコの実」を取り入れる事にしました。

黒豆

お正月のお節料理に入っている、あの黒い豆です。

黒豆は、血のめぐりをよくして瘀血を取り、水分代謝をよくして、むくみを取り、身体に必要な潤いを与えてくれるそうです。

「血のめぐりをよくして瘀血を取り」という点、また私は体質的に「身体に必要な潤い不足」している状態なので「瘀血対策」と「潤い対策」でこれだ!と思い取り入れました。

食べ方

私はこんな感じで「棗」、「クコの実」、「黒豆」を日々の食事に取り入れています。

棗とクコの実のヨーグルト

ヨーグルトにチップされた棗とクコの実を入れて、毎朝食べています。入れたばかりはシリアルより硬く食べづらいので、私は朝の準備前にヨーグルトに棗とクコの実を入れて30分程度放置して、朝ご飯の時に食べています。

棗とクコの実のお茶、黒豆茶

仕事中の飲み物をお茶ではなく、お湯に棗とクコの実を投入し、なんちゃって「薬膳茶」にして飲んでいます。棗の甘みでほのかに甘みを感じるので私は飲めますが、紅茶やハーブティーに棗やクコの実をトッピングした方が飲みやすいと思います。

あと、日々のお茶は烏龍茶や緑茶ではなく「黒豆茶」(スーパーに売ってるティーバックに入った黒豆茶を普通に煮出して冷やしたもの)にしてます。

黒豆の炊き込みご飯

「炊き込みご飯」といっても、お米を炊く際に黒豆を入れるだけです(お水の量はいつも通りで大丈夫)。炊き上がりの黒豆が、ちょっと○キ○リの卵に見えて気持ち悪いですが(笑)、混ぜてしまえば平気です!笑。ほんのり黒豆の味がして美味しいですよ。

生活に取り入れた後の変化

個人的にはいくつか良い変化がありました!

  • 生理痛がなかった(鎮痛剤飲まず、ほぼ痛みがありませんでした)
  • 生理がスパッと終了(いつも最後の2、3日ダラダラ生理が続くのですが、今回はスパッと終了)
  • 経血量が増えた(アラフォーになって経血量が減ったのですが、数年前の経血量に戻った)
  • 指の縦ジワが薄くなり、逆剥けがなくなった(血虚だと爪の縦ジワ、逆剥け、になる)

生理中「なんか今月調子いいな〜」と思い振り返ってみたら、意識的に上記食事を取っていたので、これのおかげか?!と思っています。

まとめ

漢方(東洋医学や薬膳)は「病気になる前(未病)」へのアプローチなので、即効性は感じにくいのですが、日々の生活に「養生の考え方(食生活や生活習慣)」を取り入れることで、体調の変化を感じることが出来ます。

また、体調は人それぞれなので、万人の生理の不快な症状に「棗、クコの実、黒豆が良いとは言えませんが、「気・血・水診断」をして、「血虚」、「瘀血」だった方は、参考にしていただけると嬉しいです。

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